お米を学ぼう
玄米とは?
玄米とは?
稲の果実である籾(もみ)から籾殻(もみがら)を取り除いた状態のもの。精米する前のお米です。周りを糠(ぬか)に覆われているため白くはなく茶色い色をしています。白米と比べるとビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでいるため栄養面で優れています。
しかし、固くて粘りに欠け食感も良くないため、そのまま食べるにはあまり適していません。一般的な電器炊飯器ではなく圧力釜で炊く方が美味しく食べることができます。ただ、最近では玄米炊飯用の機能が付いた炊飯器も増えてきています。また、そのままでは食べにくいため玄米フレークや玄米ビスケットなど様々な加工食品として親しまれています。
玄米と白米の違い
玄米と白米の違い
玄米は稲の籾殻をとった状態の精白されていないお米ですが、白米はご存知のように精白されたお米。
精白するしないの違いで、玄米は白米に比べて①食物繊維が3倍から6倍、②ビタミンB1は5倍、③ビタミンEは6倍、④ビタミンB2は2倍、⑤鉄は2倍、⑥リンは2倍といった風にかなりの違いがあることがわかると思います。
特に玄米の食物繊維は多く、そのため便秘改善や整腸作用、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果があると考えられています。
また、栄養分が多く疲労回復などにも効果があります。食べ方や炊き方の工夫次第で色々な楽しみ方ができるのも嬉しいです!
玄米の注意点
玄米の注意点1
玄米は一般的に健康に良いというイメージがあると思いますが、ただ単に食べるだけではむしろ健康に害を及ぼす可能性があるので、以下の点に気をつけて食べましょう。
1.玄米食の場合、本当によく噛まなければ消化不良を起こすことさえあり、かえって肝臓等に負担を 及ぼすことがあります。病気等の理由で胃腸が弱っている方にはお勧めできません。
2.食物アレルギーがある方は注意しましょう。アレルゲンになるグロブリン等のたんぱく質は米の表 面に多く存在するので、食物アレルギーのある方は玄米食は避けてください。
3.玄米を食べる時には大量の野菜や牛乳を摂取してミネラルの欠乏に陥らないように気をつけよう。 安全・安心でおいしいお米を皆様のご家庭へ
美味しいお米の炊き方
お米は、計量カップで計ります。カップにすりきりまで入れて、きちんと計ることがポイントです。
自分の感覚でお米の量を決めてしまうと、最適な水の量が分からなくなってしまいます。
お米を計る
お米は正確に計りましょう!
一合=150cc
としてお米を正確に計りましょう。
おいしく炊くには二合以上がオススメです。
お米を洗う
お米は軽く洗います。
次に洗い方です。
洗い方のポイント!
「お水を直接お米にあてないこと」
強い水流をあてると、お米が傷ついてしまいます。
写真のように手の甲でお水をいったん散らしてあげてください。
お米はやさしく扱ってあげることが、おいしく炊くコツです!
そして、やはり優しく二本の指で洗ってあげます。
本当に美味しいお米は糠もおいしいので、あまり強く洗う必要はありません。
強く洗うとかえって糠の旨味や栄養素を流してしまうことになります。
軽くお水を切り、もう一度お水をいれ、再びお水を切ります。
この時も勿論、直接お水をあてないように、やさしく、やさしくがポイントです。
大体コレくらいの濁りがちょうどおいしいですよ!
お水を注ぎ入れる
お水を計っていれます。
お米の銘柄、つき方によっても違いますが
一般的にお米の1.2倍を計算機で計り、入れます。
このひと手間で正確においしいご飯が炊けるようになりますよ。
8分づき、7分づきなどの場合は少しお水を多めに入れてください。
お米 | 水 |
1合(150cc) | 180cc |
2合(300cc) | 360cc |
3合(450cc) | 540cc |
1.2倍の早見表
お米を浸す
お水に浸します。
二時間、水に浸します。
長年の研究の結果、二時間というのが一番おいしく炊けるようです!
お米を炊く
炊飯ジャーに任せて炊き上げます
二時間後、炊飯ジャーの電源を入れて炊きます。
炊き上がったら15分間蒸らし、しゃもじで底からかき混ぜてあげれば、おいしいご飯の炊き上がりです!
炊きたての香りはまさに絶品ですよ!